第24回東京都杖道大会 2012年7月31日
■『第24回東京都杖道大会/第13回東京杖道祭』
2012年7月8日(日)、小雨まじり後晴れ、気温26℃湿度70%の東京、巣鴨学園ギムナシオンにて第24回東京都杖道大会および第13回東京杖道祭が開催されました。
当日午前9時過ぎから、一級審査会も行われて、多摩杖道会から4名が受審しました。
ひきつづいて10時開始の杖道大会トーナメントに2名、杖道祭演武(女子の部、団体指導者の部、神道夢想流杖術の部)に3名参加しました。
▼1級審査に合格!杖道世界へのデビューを果たしたT.Sさんの、フレッシュなまなざしでとらえた大会・杖道祭レポートです。
杖道を始めて4ヶ月強ですが、1級審査を受けて参りました。
短い時間ではありましたが、初めて大勢の人の前で演武をし非常に緊張しました。
先達から、審査会には魔物が棲んでいて稽古では起きないことが起きるものだと脅かされていたので、
その緊張はことさらです。
確かに、普段の稽古場とはまったく雰囲気が違い、多少力んでしまいましたが、これといって恐ろしい事態は起きることはなく、
私含む4名全員、無事合格し晴れて杖道界へ新たな一歩を踏み出しました。一級審査は大会の一番最初(開会式よりも前)に行われたので、審査終了と同時にすっかり肩の荷が下り、
その後の大会は落ち着いた気持ちで見ることができました。
上段者の演武ともなると、ものすごい気迫があり、杖を振る音まで聞こえてきました。
そのままの勢いでは相手に大怪我をさせてしまう~と目を瞑りたくなるほどでしたが、不思議なことにピタッ!と
相手に触れた瞬間に止まるんですね~。ゾクゾクしました。私もいつかそんな風にできたらなぁ・・・
なにはともあれ、大変良い経験をした一日となりました。
▼杖道大会、杖道祭について(パンフレット「会長あいさつ」より抜粋)
杖道は、昭和43年に全日本剣道連盟により、古流武術の一流派である神道夢想流杖術を基とし、各流派にも公平公正を旨として制定されました。その主旨は、多岐に亘る心身運用を学ぶことにより、「仁・義・礼・智・信」の五常の精神を滋養しようというこであります。
杖道の試合は、1級以下の部から7段の部まで8段階に分けて、各段位毎に試合を行います。
それぞれ各段の出場選手(二人一組)は、指定された形を二組が同時に演武をし、内容の善し悪しを競います。
優劣の判定は、三人の審判員が紅白の旗をあげ、旗数の多い方を勝ちと致します。
~中略~全剣連杖道の形を2人1組で演武し、組対抗で演武の優劣をトーナメント方式で競います。杖道祭では、全剣連杖道のほかに神道夢想流杖術、一心流鎖鎌術、一角流十手術、内田流短杖術の公開演武を行います。
【試合風景】 約400人の出場者たちが、4つのエリアに分かれて熱戦がつづきました。また来年にむけて精進、精進!